- WRITER - 大脇貴志 / 髪との暮らし。認定美容師 三重県の訪問美容室Ringo代表。美容家電が大好きで、実際に使ってきたヘアアイロンやドライヤーをレビューした、美容メディアのヘアーチルドレンを運営しています。 |
「リファ」「ナノケア」「ヤーマン」と聞けば、どれも美容家電の中でも人気の高い高級ヘアアイロン。
家電量販店などで見かけるものの「正直どれがいいの?」「違いがよく分からない…」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
スペックや機能を見ただけでは分かりづらいかもしれませんが、実際に使ってみた美容師としては「なるほど、そういうことか」と納得できる違いがそれぞれにありました。

そこで本記事では、各ヘアアイロンの特徴やおすすめの選び方を、ポイントをおさえながら分かりやすく解説。
記事の最後では「今から買うならこれ!」と自信を持っておすすめしたい1台もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【比較表】リファ、ナノケア、ヤーマンヘアアイロンの違い

※本記事では、リファストレートアイロンプロ、ナノケアは人気の上位モデル(EH-HS0J)、ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスの3モデルを比較しています。
![]() リファ |
![]() ナノケア |
![]() ヤーマン |
|
価格(税込) | ¥23,000 | ¥18,000前後 | ¥24,200 |
カラー |
ホワイト |
ホワイト ブラック |
ゴールド ネイビー |
温度幅 | 140〜220℃ 5段階調節 |
130〜200℃ 5段階調節 |
120〜180℃ 7段階調節 |
立ち上がり | 早い | 早い | 早い |
重さ ※公式参照 |
約325g(コード込) | 約380g | 約260g(本体のみ) |
プレートサイズ | 25×90mm | 24×90mm | 24×110mm |
水分蒸発しにくい プレート設計 |
○ | × | × |
プレートの クッション性能 |
○ | ○ | △ |
コード | 2.5M | 1.7M | 2.6M |
海外対応 | ○ | ○ | ○ |
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リファ ストレートアイロンプロがおすすめの方

\ リファがおすすめの方 /
- 髪のダメージやパサつき、カラーの退色が気になる
- 小回りの効きやすさや、持ちやすさを重視
- 毛先カールや顔まわりアレンジもしたい
リファストレートアイロンプロは、髪への負担をできるだけ抑えながら、うるおいのある仕上がりを目指したい方におすすめの1台です。
ナノケアやヤーマンとの大きな違いとしては、リファは独自の水分蒸発しにくいプレート構造になっていること。

リファのプレートは髪内部の水分をキープしやすく、仕上がりはしっとり感が残りやすいため、パサつきやカラーの色落ちを抑えたい方に相性が◎

また本体が軽くて小回りが効くので、前髪〜顔まわり、毛先アレンジもしやすく…
ストレートだけでなく、毛先カールやニュアンスアレンジにも対応しやすい点も魅力です。
ただ一方で、髪にやさしい設計であるぶん「癖の伸び」がやや控えめに感じやすい点も。
強い癖毛をしっかりまっすぐに伸ばしたい方は、ナノケアやヤーマンを検討されるとよいかと思います。
ナノケア ストレートアイロン(パナソニック)がおすすめの方

\ ナノケアがおすすめの方 /
- 強い癖をしっかり伸ばしたい
- テンションをかけながらプレスしたい方に
- ストレートを長時間キープしたい
ナノケアのストレートアイロン(上位モデル)は、リファやヤーマンと比べると強い癖をしっかり伸ばしやすいのが特徴的。

実際に使用してみると、プレート部分に溝加工があることで、余分な水分を効率よく「脱水」しながら癖を伸ばしやすい印象をうけました。(髪の水分を抜いた方が癖は伸びやすいため)

またプレス時にテンション(圧)がかかりやすく、髪をしっかり挟んで熱を伝えたい方に向いているプレート設計に。(逆にプレートに滑りの良さを求める方には△)
さらには水分をしっかり抜きながら癖を伸ばしやすいため、ストレートの持ちも良く、朝にセットしたストレートを長時間キープしたい方にはぴったりの1台です。

一方デメリットとしては、一部プレートの隙間があることや、仕上がりの質感としては(リファやヤーマンと比べると)ややパサつきを感じやすい場面も。
そのため仕上がりのうるおいやしっとり感を重視したい方にはリファ、癖の伸びやすさとまとまり感のバランスを求める方にはヤーマンがおすすめです。
>> パナソニック ナノケア ストレートアイロンの商品ページはこちら
ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスがおすすめの方

\ ヤーマンがおすすめの方 /
- スタイリングの快適性や仕上がりのバランス感を重視
- 長めプレートで時短スタイリングしたい
- 低温スタイリングで熱ダメージをおさえたい
ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスは、実際に使ってみて「とにかくデメリットが少ない」と感じたヘアアイロンの1つ。
癖の伸ばしやすさ、仕上がりのまとまり感、操作性など、トータルで見て使い勝手の良いバランス型アイロンのイメージでした。

大きな特徴としては、トリプルヒーター搭載のプレート構造で熱ムラが少なく、低温でも癖を伸ばしやすく熱ダメージを抑えたい方にも◎
またプレート幅は24mmと一般的ながら、縦に長めの設計で一度に挟める毛量が多く、時短性を重視したい方に嬉しいポイントも。


とはいえ、全体のバランス感に優れているぶん、逆に言えば「これが突出してすごい!」という強みがやや見えにくい一面もあるかもしれません。
癖をしっかり伸ばす力を重視するならナノケア、仕上がりのうるおい感やダメージレスを求めるならリファ、といったように…
重視したいポイントが明確な方は、ご自身のニーズにより合ったモデルを選ぶのもおすすめです。
>> ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスの商品ページはこちら
今から買うならこれ!筆者おすすめの最新ストレートアイロンをご紹介!

本記事でご紹介したリファ、ナノケア、ヤーマンはいずれも優れたヘアアイロンですが、今筆者が本気でおすすめしたいのが、美容師向けに開発されたKINUJO Pro Straight(絹女プロ)です。
絹女は、リファと同じく髪の水分を逃がしにくいシルクプレートを採用し、熱ダメージを抑えてうるツヤ髪に仕上がることで人気のシリーズ。

その中でも「絹女プロ」は、一般には出回らないプロ仕様の特別モデル(¥28,000税込)で、美容師の現場向けに設計された本格派の1台。
仕上がりの美しさはもちろん、他モデルに比べてもプレートの「クッション性能」が非常に高く、髪にしっかりフィットしながらアイロン線やカクツキなどの失敗も起こりにくいのが特長的で…

\ かんたん比較表/
![]() 絹女プロ |
![]() リファ |
![]() ナノケア |
![]() ヤーマン |
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価格(税込) | ¥28,000 | ¥23,000 | ¥18,000前後 | ¥24,200 |
一般発売 | なし ※Pro認証店から購入可 |
あり | あり | あり |
温度幅 | 50〜220℃ | 140〜220℃ | 130〜200℃ | 120〜180℃ |
立ち上がり | かなり早い | 早い | 早い | 早い |
水分蒸発しにくい プレート設計 |
○ | ○ | × | × |
プレートの クッション性能 |
◎ | ○ | ○ | △ |
海外対応 | × | ○ | ○ | ○ |

なお絹女プロはKINUJO公式オンラインストアでも取り扱いがなく、Pro認証を受けた正規販売店のみが扱える特別モデル。
市場には非正規ルートから流通している商品も見受けられるため、購入先には十分ご注意いただきたいです。(Pro認証マーク外からの購入は一切の保証対象外となります)
関連記事:絹女プロの偽物と本物の見分け方は?Amazonや楽天は全て非正規品なのでご注意ください
当ショップ「髪との暮らし。」では、KINUJO Pro正規認証店(No.400007)として、正規品&1年保証付きの絹女プロを、送料無料で素早くお届けしていますので安心してご活用ください。
>> 【公式】KINUJO Pro(絹女プロ)ストレートヘアアイロン【1年保証】の在庫はこちら
\ 大変ご好評をいただいております!/

WRITER PROFILE
この記事の執筆者 | 大脇貴志 |
プロフィール |
髪との暮らし。認定美容師。普段は三重県の訪問美容室Ringoとしても活動しており、個人宅や介護施設にて美容室のメニューを提供中。 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ&コスメライター、化粧品成分検定上級スペシャリスト取得済。 |