美容師がおすすめする痛まないヘアアイロン15選【ヤラセなし】

美容師がおすすめする痛まないヘアアイロン15選【ヤラセなし】

Expert Advisor -

大脇貴志  /  髪との暮らし。監修美容師

三重県の訪問美容室Ringo代表。美容家電が大好きで、実際に使ってきたヘアアイロンやドライヤーをレビューした、美容メディアのヘアーチルドレンを運営しています。

 

最近はヘアアイロンの種類が多すぎて「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
私自身、美容師として何年にもわたって、さまざまなヘアアイロンを実際に購入しては使い比べてきました。

美容師の筆者が実際に使って比較してきたヘアアイロン

人気モデルから話題の新作まで試してきたからこそ感じるのは、ネットのおすすめ記事の多くがスペックを比較しただけや、人気モデルをとりあえず片っ端から紹介しているだけだということ。

しかし、読者が本当に知りたいのは「自分に合う1台」ではないでしょうか?

すでに気になっているモデルがある方も多いと思いますが、それが本当にあなたにぴったりかどうかは分からないもの。

美容師おすすめのヘアアイロンシリーズ

この記事では、実際に使って比較してきたからこそ分かる、各ヘアアイロンのおすすめタイプをまとめています。

読むことで、今あなたが気になっているモデルが本当に自分に合っているのか「答え合わせ」ができるはず。

記事の最後では「もう迷いたくない!」という方に向けて、今選ぶならこれ!という筆者イチ推しの1台もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


【失敗しない】ヘアアイロン購入前に絶対見てほしい3つのチェック点

おすすめのヘアアイロンをご紹介する前に、意外と見落とされがちな「選び方の重要ポイント」があります。

実はこれを知っているかどうかで、ヘアアイロン選びの失敗はぐっと減らせるため、そのポイントからお話ししますね。

まずヘアアイロンを選ぶとき、美容師のおすすめ基準がそのまま一般の方に当てはまるとは限りません。

プレート滑りがいいおすすめヘアアイロン例

例えば、多くのメディアでは「プレートの滑りの良さ」が選び方のポイントとして紹介されがちですが、実は滑りはそこまで重要ではないと感じています。

なぜなら滑りが良すぎると髪がスルスルと抜けやすく、思うように癖が伸びにくくなりやすいため。

ヘアアイロンのプレートの滑りの良さ

もちろん、髪への摩擦を抑えるという意味では滑りが悪いのはNGですが、最近のヘアアイロンはどれも独自のプレート加工で、極端に滑りが悪いものはほとんど見かけません。

では、本当に大事なのは何か。
当ショップ「髪との暮らし。」を運営し、表参道でヘアケア美容師として活動する木村賢司さんと話し合った結果、ヘアアイロン選びで特に注目すべき3つのチェックポイントが見えてきました。

\ ヘアアイロン選びで必ずチェックしたい3点/

☑️ プレートのクッション性能(アイロン初心者は特に重要!)
☑️ プレートの噛み合わせ
☑️ 温度調節範囲と刻み幅(熱ダメージを抑えたいなら要チェック!)


プレートのクッション性(アイロン初心者は特に重要!)

ヘアアイロンのクッションプレート

意外とどのメディアでも触れられていませんが、ヘアアイロン選びで見落としがちな重要ポイントが「プレートのクッション性能」です。

クッション性能とは、プレートの両端を指で押したときに沈み込む構造のこと。

ストレートアイロンのクッションプレート

かんたんに一言でいうと「カメラの手ぶれ補正」のようなもので、アイロンを挟む角度のブレを補正してくれる役割があります。

本来、ストレートアイロンは髪に対して「平行」に挟むのが鉄則ですが、美容師は無意識にできても、慣れていない方だと角度がずれてしまうことも。

ヘアアイロンの失敗例

すると髪にアイロン線が残ったり、カールをつけようとしても不自然なカクツキが出やすくなります。

こうした「ヘアアイロンあるあるの失敗」を防いでくれるのがクッションプレート。

ストレートアイロンのクッションプレート

多少角度がずれても髪に自然にフィットし、なめらかに仕上げてくれるので「なんか自分うまくなった?」と感じやすい大きなメリットもあり◎

ただこのクッション性能が優秀なモデルはまだ少ないため、ヘアアイロン初心者の方やスタイリングに自信がない方は必ずチェックしておきたいポイント。

関連記事: 初心者向けのヘアアイロンおすすめ7選!美容師が選び方を解説

 

本記事では、紹介している全モデルのクッション性能も比較していますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。(◎○△×の4段階で記載)


プレートの噛み合わせ

ヘアアイロンのプレート噛み合わせ

ヘアアイロンを選ぶ際は、プレートを閉じたときにピタッと上下が噛み合っているかを必ずチェックしましょう。

プレートを閉じたときに隙間があると、挟んだ髪の毛全体に熱が均一に伝わらず「熱ムラ」が生じてしまいます。

ヘアアイロンプレートの隙間

熱ムラは仕上がりにも直結しやすく、「一部癖の伸びが甘い」「毛先が一部流れない」など、細かい差がでる他、同じ部分を挟み直すことで髪に余計な負担がかかってしまうことも。

本記事では、紹介するヘアアイロンの噛み合わせも全て検証しています。


温度調節範囲と刻み幅(熱ダメージを抑えたいなら要チェック!)

ヘアアイロンの温度調節機能

ヘアアイロンによる熱ダメージを少しでも抑えたいなら、メーカー独自のプレート加工だけでなく「温度調節範囲」や「刻み幅」にも注目しましょう。

というのも、ヘアアイロンは「高価格帯=髪にやさしい」とは限りません。

大切なのは、どんな温度で、どう使うか

例えば、どんなに高級なアイロンでも高温で何度も同じ箇所を通せば髪は傷みますし、逆に安価なモデルでも低温で丁寧に使えばダメージを抑えることはできます。

低温で熱ダメージをおさえてヘアアイロンを使用した仕上がり写真

そこでチェックしたいのが温度範囲であり、髪は約130℃以上で熱変性を起こしやすくなるため、ダメージレス重視なら低温設定できるモデルがおすすめ。

また、温度は10℃変わるだけで仕上がりも変わるので、刻み幅が細かく調整できるモデル(できれば10℃以下で調節)を選ぶと、髪質やスタイルに合わせやすくなります。


【比較表】美容師が厳選したおすすめヘアアイロン15選!

これまで数多くのヘアアイロンを試してきた中から、今買うなら外さないモデルのみを厳選しました。まずは一覧で比較してください。

\ 比較表(モデルをタップで解説欄へ)/

商品名 価格(税込) 温度幅 クッション性 プレート幅 立ち上がり 重さ(公式参照) 海外対応

絹女プロ
¥28,000 50〜220℃
24mm かなり早い 約235g
(本体のみ)
×

絹女
¥24,200 130〜220℃
28mm かなり早い 約245g
(本体のみ)
×

ラディアント
¥24,200 130〜220℃
28mm
かなり早い 約238g
(本体のみ)
×

マグネットヘアプロ
¥14,300 120〜200℃
25mm 早い 約165g
(本体のみ)

リファストレートアイロンプロ
¥23,000 140〜220℃
24mm かなり早い 約325g
(コード込)

リファパワーストレートアイロンプロ
¥33,000 120〜200℃
38mm 早い 約425g
(コード込)

ヘアビューロン 4D Plus
¥49,500 40〜180℃ × 21mm 遅い 約422g

ADST DS2
¥40,000前後 60〜180℃ × 24mm
早い 約290g ×

ヤーマン スムースアイロン
¥24,200 120〜180℃
24mm 早い 約260g
(本体のみ)

ナノケア(上位モデル)
¥18,000前後 130〜200℃
24mm 早い 約380g

ケアレクト by プリュスオー
¥17,600 60〜220℃
25mm かなり早い 約325g

サロニア スムースシャイン
¥13,200 80〜210℃ 24mm 早い 約348g

サロニア グロッシーケア
¥7,678 60〜210℃
24mm 早い 約340g

サロニア
¥3,828 120〜230℃
24mm 早い 約345g

サロンムーン
¥4,790 80〜230℃
25mm 早い 約360g

 

絹女プロ  KINUJO PRO

絹女プロ
商品名 KINUJO Pro Straight
 価格 ¥28,000(税込)
温度幅 50〜220℃(10℃調節)
プレート幅 24mm×90mm
重さ 約235g(本体のみ)
コードの長さ 3M

 

絹女プロの特徴とおすすめタイプ

うる艶仕上げで人気の絹女から、プロ向けに開発された最上位モデルの絹女プロ。

水分を逃しにくい独自のシルクプレートはそのままに、機能や操作性・耐久性・クッション性がさらに強化されています。

24mmプレートでワンカールから前髪、ショート〜ロングまで幅広く対応でき、50℃からの低温スタイリングができるのも◎

絹女プロを使ってみたレビュー図解

正直なところ、気になる弱点としては海外非対応くらいで、今から選ぶなら筆者がまず推したい1台です。

1つ注意点としては、一般発売(KINUJO公式での取扱い)がなく、KINUJO Pro正規認証店のみの取り扱いであることがあげられます。

>> 絹女プロの購入方法はこちらから

 

絹女   KINUJO

絹女ストレートアイロン
商品名 絹女 〜KINUJO〜ストレートアイロン
 価格 ¥24,200(税込)
温度幅 130〜220℃(10℃調節)
プレート幅 28mm×100mm
重さ 約245g(本体のみ)
コードの長さ 2.5M

絹女ストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

美容師目線でも、仕上がりの上質さや髪へのやさしさがワンランク上の絹女ストレートアイロン。

高温でも水分が飛びにくい独自のシルクプレート設計で、毛先までしっとりとなめらか、カラーの退色を抑える効果も◎

また28mmのやや大きめプレートは、一束をしっかり挟んでスタイリングしやすく、時短ストレートやしっとりストン系のスタイルに相性抜群。

絹女ストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

注意点としては、サイズ感があるぶん、前髪や顔周りなどのピンポイントな操作はやや苦手なところ。

より細かなコントロールや低温での作り込みまで求めるなら絹女プロがおすすめです。

関連記事:絹女のヘアアイロンはどれがいい?違いとおすすめを全種類使ってきた美容師が教えます

>> 【公式】絹女~KINUJO~ストレートアイロン【1年保証付】の在庫はこちら|髪との暮らし。

 

ラディアント

ラディアント ストレートアイロン
商品名 ラディアント ストレートアイロン
 価格 ¥24,200(税込)
温度幅 130〜220℃(10℃調節)
プレート幅 28mm×100mm
※9mm幅、18mm幅、35mm幅もあり
重さ 約238g(本体のみ)
コードの長さ 3.5M

ラディアントストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

美容師の愛用率が高いプロ仕様アイロンのラディアント。

本体カラー以外のデザインは絹女と同じですが、かんたんに説明すると「絹女=一般向け」「ラディアント=プロ向け」となります。

※絹女との主な違いは、ラディアントはサロンワークを想定した長めのコードと、キワ攻めしやすいプロテクトシールが付属

ラディアントの特徴とレビュー図解

ヘアアイロンの特徴や性能は絹女とほぼ同等で、水分蒸発を抑えるシルクプレートにより、仕上がりはしっとりとなめらかな質感に。

また28mmのやや大きめプレートで面をしっかり挟めるため、時短ストレートやしっとりストン系の仕上がりが得意です。

注意点は本体サイズがやや大きいこと。顔周りの細かな作り込みや小回り重視なら、同じくプロ仕様の絹女プロを選べば間違いなしかと思います。

関連記事:ラディアント、絹女プロ、ADSTを比較!3つのプロ用ヘアアイロンの違いとおすすめを美容師が解説

>> ラディアント シルクプロアイロンの商品ページはこちら

 

マグネットヘアプロ

マグネットヘアプロ ストレートアイロン
商品名 マグネットヘアプロ
 価格 ¥14,300(税込)
温度幅 120〜200℃(20℃調節)
プレート幅 25mm×82mm
重さ 約165g(本体のみ)
コードの長さ 3M

マグネットヘアプロ ストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

マグネットヘアプロは、約165gの超軽量ボディが魅力のコンパクト系ストレートアイロン。

小ぶりでもプレートは一般的な25mmで、前髪や顔周りの細部まで手が届きつつ、日常使いの操作性も抜群◎

実際の仕上がりは、キューティクルを傷めにくい独自のプレート加工が艶感を出しやすく、サッと通しても面が整いやすい印象です。

マグネットヘアプロ ストレートアイロンの特徴とレビュー図解

注意点は温度が20℃刻みで微調整しにくいことや、一部プレートの隙間が気になる点も。

とはいえ「ミニほど小さすぎないサイズ感」で、軽さ・小回り・使いやすさを両立した希少な一台となり、軽量&コンパクト重視の方にぴったりです。

>> マグネットヘアプロ ストレートアイロンの商品ページはこちら

 

リファストレートアイロンプロ

リファストレートアイロンプロ
商品名 リファストレートアイロンプロ
 価格 ¥23,000(税込)
カラー ホワイト・ブラック・ピンク・アイボリー
温度幅 140〜220℃(20℃調節)
プレート幅 24mm×90mm
重さ 約325g(コード込)
コードの長さ 2.5M

リファストレートアイロンプロの特徴とおすすめタイプ

髪へのやさしさで選ばれる高級ヘアアイロンの定番 リファストレートアイロンプロ。

独自の水分を逃しにくいプレート設計で熱ダメージを抑え、ダメージ毛でもパサつきにくい、しっとりとした質感に仕上がりやすいのが特徴です。

また本体が軽量で小回りが効くため、前髪や顔周りのニュアンスづくり、毛先ワンカールなどつくりたい方にぴったりのストレートアイロンに。

リファストレートアイロンプロを使ってみたレビュー図解

注意点としては、温度設定が20℃刻みで微調整しにくいこと、また一般的なアイロンと比べて強い癖を伸ばす力はやや苦手な印象も。

どちらかといえば、しっかり矯正よりも、髪へのやさしさやカラー退色を抑えたい方にマッチするモデルです。

関連記事:絹女プロとリファはどっちがおすすめ?違いをわかりやすく美容師が解説

>> リファストレートアイロンプロの商品ページはこちら

 

リファパワーストレートアイロン プロ

リファパワーストレートアイロンプロ
商品名 リファパワーストレートアイロン プロ
 価格 ¥33,000(税込)
カラー ホワイト・ブラック
温度幅 120〜200℃(20℃調節)
プレート幅 38mm×100mm
重さ 約425g(コード込)
コードの長さ 2.5M

リファパワーストレートアイロンプロの特徴とおすすめタイプ

こちらはリファから新登場のワイドモデル パワーストレートアイロンプロ。

水分蒸発を抑える独自プレートはそのままに、プレート面積が約1.7倍(38mm幅)になったことで、うる艶ストレートをとにかく時短で仕上げたいロングヘアー向きの1台。

リファパワーストレートアイロンプロを使ってみたレビュー図解

気になる注意点は、温度設定が20℃刻みで細かな調整がしにくいこと、そしてワイドゆえ前髪や顔周りなど細部のスタイリングには不向きな点。

加えて、プレートを閉じた際に手の肉を挟みやすい本体構造のため、使用時には持つ位置を注意しましょう。

>> リファパワーストレートアイロンプロの商品ページはこちら

 

ヘアビューロン 4D Plus

ヘアビューロンストレート 4D Plus
商品名 ヘアビューロン 4D Plus
 価格 ¥49,500(税込)
温度幅 40〜180℃(7段階調節)
※40/80/100/120/140/160/180℃
プレート幅 21mm×98mm
重さ 約422g
コードの長さ 2M

ヘアビューロンストレートの特徴とおすすめタイプ

ヘアビューロン4D Plusは高級ヘアアイロンというジャンルを切り拓いた、独自のバイオプログラミング技術で、なめらかで毛先までのまとまりの良さが特徴的。(世間では使えば使うほど髪が綺麗になるヘアアイロンと話題になることも)

ただ仕上がりの良さが際立つ反面、立ち上がりの遅さやプレートの隙間、クッション性は低め、そして高価格など…気になるデメリットが多い印象も。

ヘアビューロンストレートを使ってみたレビュー図解

現在はさらなる上位モデルもありますが、仕上がり差がわかりにくい点や、根本的な弱点は解消されていないため、価格バランスをふまえると4D Plusを筆者はおすすめしております。

とはいえヘアビューロンならではの、独特の質感に価値を感じる方には刺さる1台だと思います。

関連記事:リファとヘアビューロンはどっちがいい?人気高級ヘアアイロンの違いを美容師が徹底比較!

>> ヘアビューロンストレート 4D Plusの商品ページはこちら

 

ADST DS2

ADST DS2 アドスト ヘアアイロン
商品名 ADST DS2
 価格 4万前後
温度幅 60〜180℃(5℃調節)
プレート幅 24mm×90mm
※19mm幅・38mm幅もあり
重さ 約290g
コードの長さ 2.6M

ADST DS2 ヘアアイロンの特徴とおすすめタイプ

ADST(アドスト)は10年以上プロ現場で使われてきた定番で、DS2はその上位モデル。

縮毛矯正の施術で使われやすく、プレートの溝加工によって髪の水分を効率よく「脱水」しやすいため、とにかく細かくて強い癖までしっかり伸ばしやすいのが大きな強みです。

アドスト ADST DS2 を使ってみたレビュー図解

また5℃刻みで細かく温度調整できる他、軽量で小回りが利くので、前髪やもみあげ、襟足などの細部も狙いやすい1台。

ただ癖をしっかり伸ばしやすい反面、髪の水分を抜きやすく、かつプレートのクッション性はないため、使い方を誤ると髪を傷めやすいので注意してほしいです。

関連記事:ラディアント、絹女プロ、ADSTを比較!3つのプロ用ヘアアイロンの違いとおすすめを美容師が解説

>> ADST DS2の商品ページはこちら

 

ヤーマン  YAMAN

ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラス
商品名

ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラス

 価格 ¥24,200(税込)
カラー ゴールド・ネイビー
温度幅 120〜180℃(10℃調節)
プレート幅 24mm×110mm
重さ 約260g(本体のみ)
コードの長さ 2.6M

ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスの特徴とおすすめタイプ

ヤーマン スムースアイロン フォトイオンプラスは、実際に使って「とにかくデメリットが少ない」と感じたバランス型アイロンのイメージ。

トリプルヒーターのプレート構造で熱ムラが少なく、低温でも癖をしっかり伸ばしやすいため、熱ダメージを抑えたい方におすすめです。

また一般的な24mm幅のプレートながら、縦に長い設計で一度に挟める毛量が多く、時短ストレート重視な方にも満足度は高めだと感じました。

ヤーマンストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

ただ一方で、突出して「ここが圧倒的!」という尖りは控えめな印象もあり、髪へのやさしさや矯正力を総合点で選びたい方にフィットする1台です。

関連記事:リファ、ナノケア、ヤーマンはどれがいい?ヘアアイロンの違いとおすすめを美容師が徹底比較!

>> ヤーマン スムースアイロンフォトイオンプラスの商品ページはこちら

 

パナソニック ナノケア(上位モデル)

ナノケア ストレートアイロン
商品名 パナソニック ナノケア ※上位モデル
 価格 ¥18,000前後
カラー ブラック・ホワイト
温度幅 130〜200℃(5段階調節)
130/155/170/185/200
プレート幅 24mm×90mm
重さ 約380g
コードの長さ 1.7M

ナノケアストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

パナソニックのナノケア(上位モデル)は、同価格帯では癖をしっかり伸ばしたい方向けのストレートアイロン。

プレートの溝加工が水分を効率よく脱水する他、プレス時にテンションが乗りやすい設計で根元~毛先までまっすぐに。

また水分を抜きながら伸ばす特性ゆえストレートの持ちも良く、朝の仕上がりを長時間キープしやすいのも印象的でした。

ナノケアストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

注意点としては、プレートの噛み合わせがいまいちなことや、ナノイー効果はあるものの(同価格帯モデルと比べると)ダメージ毛では毛先のパサつきが気になりました。

そのため仕上がりのうるおい感重視なら絹女やリファ、癖の伸ばしやすさやまとまりのバランス感を求めるならヤーマンを候補など…

何を優先するか(うるおい/矯正力/バランス)で選べば失敗しにくいです。

関連記事:リファ、ナノケア、ヤーマンはどれがいい?ヘアアイロンの違いとおすすめを美容師が徹底比較!

>>  パナソニック ナノケアシリーズの商品ページはこちら

 

ケアレクト by プリュスオー

ケアレクト byプリュスオー スムースケアアイロン
商品名 ケアレクト byプリュスオー スムースケアアイロン
 価格 ¥17,600(税込)
カラー ローズミスト・ネイビーブラック
温度幅 60〜220℃(10℃調節)
プレート幅 25mm×90mm
重さ 約325g
コードの長さ 2.5M

ケアレクト byプリュスオー スムースケアアイロンの特徴とレビュー図解

人気シャンプーのプリュスオーから新登場した話題のストレートアイロンが、ケアレクト by プリュスオー スムースケアアイロン。

水分蒸発を抑える独自プレート設計で、ダメージやパサつき、カラー退色を軽減しやすく、60℃からの低温設定にも対応。

10℃刻みで細かく温度調整できるため、髪質やダメージレベルに合わせやすいのもおすすめポイント。

ケアレクト byプリュスオー スムースケアアイロンを使ってみたレビュー図解

そして価格は17,600円(税込)と絹女やリファよりお手頃ながら、ヘアケア効果は高級モデルに迫る仕上がりで、髪へのやさしさを求めつつコスパ重視の方にもおすすめです◎

気になる点をあげると、絹女やリファと比べるとクッション性能がやや低めで、プレートの開閉角度も狭めなこと。(本記事の紹介モデルの中でも特に狭め)

また髪にテンションがかかりやすいプレートの挟み心地なため、より髪へのやさしさを求めるなら絹女やリファを検討候補にいれてもいいと感じました。

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サロニア ※スムースシャイン

サロニア スムースシャイン ストレートヘアアイロン

商品名 サロニア スムースシャイン ストレートヘアアイロン
 価格 ¥13,200(税込)
カラー ブラック・グレー・ピンク
温度幅 80〜210℃(ダイヤル調節)
プレート幅 24mm×95mm
重さ 約348g
コードの長さ 1.9M

 

サロニア スムースシャイン ストレートヘアアイロンの特徴とおすすめタイプ

大人気ヘアアイロンのサロニアの中でも「髪へのやさしさ」を意識した最上位モデルがスムースシャイン ストレートヘアアイロン。

水分蒸発を抑えるプレート設計は絹女やリファに近く、仕上がりのパサつきやダメージ、カラーの退色を抑えやすい仕様です。

さらに80℃からの低温スタイリングや、5℃単位での細かな温度調節にも対応し、熱によるダメージを抑えたい方にも◎。

サロニア スムースシャイン ストレートヘアアイロンのレビュー図解

気になる点としては、上位機とはいえ本体の質感や見た目が通常のサロニアと大きく変わらず、高級ヘアアイロンと比べるとややチープな印象も。

とはいえ価格が¥13,200(税込)と、「絹女やリファのようなヘアケア効果がほしい、でも価格は抑えたい」という方にとっては、コスパ重視で選びやすい一台です。

>> サロニア スムースシャイン ストレートヘアアイロンの商品ページはこちら

 


サロニア ※グロッシーケア

サロニア グロッシーケア ストレートヘアアイロン
商品名 サロニア グロッシーケア ストレートヘアアイロン
 価格 ¥7,678(税込)
カラー ピンク・ホワイト・グレー
温度幅 60〜210℃(ダイヤル調節)
プレート幅 24mm×90mm
重さ 約340g
コードの長さ 1.9M

コスパ最強モデルとして人気のサロニアから登場した「中間モデル」がグロッシーケア ストレートヘアアイロン。

価格は通常モデルの約2倍になりますが、60℃からの低温設定に対応し、従来で指摘されやすかったプレートの隙間を改良するなど、髪への負担軽減を意識した設計が特徴です。

サロニア グロッシーケア ストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

また温度調整も(通常モデルと同じく)ダイヤル式ですが、中央の目安温度が150℃(通常は180℃)に設定されており、うっかり高温で使いすぎるリスクを減らしやすいのもポイント。

※通常モデルは目安温度が180℃や230℃と高く、そのまま設定すると高温ダメージの原因になりやすかったため

注意点としてはクッション性が低めなことが気になりますが、価格は抑えつつも髪へのやさしさも意識したい方にはサロニア グロッシーケアをおすすめしたいです。

>> サロニア グロッシーケア ストレートヘアアイロンの商品ページはこちら

 

サロニア

サロニア ストレートヘアアイロン
商品名 サロニア ストレートヘアアイロン
 価格 ¥3,828(税込)
カラー ブラック・ホワイト・グレー
ネイビー・ベージュ
温度幅 120〜230℃(ダイヤル調節)
プレート幅 24mm×90mm
※15mm幅と35mm幅もあり
重さ 約345g
※グレー・ネイビー・ベージュは約305g
コードの長さ 1.9M
※ブラック・ホワイト以外は1.5M

サロニアストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

3,000円台で手に入るサロニアは、価格からは想像できないほど機能が充実しており、癖を伸ばすストレートアイロンの実力も十分なコスパ最強モデル。

温度も細かく微調整できるため、髪質やダメージレベルに合わせたスタイリングがしやすいのも大きな魅力です。

一方で、一部プレートの隙間や、温度設定がダイヤル式ゆえ初心者ほど「とりあえずMAX」に設定しがちで、結果的にダメージを招きやすい点は注意したいところ。

サロニア  ストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

SNSでは「サロニアは傷む」という声もありますが、実際に重要なのは使い方

低温から試す、同じ箇所に何度も当てない、といった基本を守れば、ヘアケア目線でも価格以上の仕上がりを狙える1台です。

>> サロニア ストレートヘアアイロンの商品ページはこちら

 

サロンムーン

サロンムーン ミラーチタニウム ストレートヘアアイロン
商品名 サロンムーン ミラーダブルイオン
 価格 ¥4,790(税込)
温度幅 80〜230℃(5℃調節)
プレート幅 25mm×90mm
重さ 約360g(コード込)
コードの長さ 2M


サロンムーンストレートアイロンの特徴とおすすめタイプ

サロンムーンは5,000円弱で手に入る、サロニアと並ぶコスパ最強クラスのストレートアイロン。

安価ながら80℃からの低温対応、5℃刻み・全31段階の温度設定で髪質やダメージにあわせやすい他…

プレートにはクッション性も備わり、体感としては1万円前後の価格帯でも遜色ない印象でした。

サロンムーン ストレートアイロンを使ってみたレビュー図解

注意点としては、プレス時は髪にテンションがかかりやすい挟み心地ため、髪へのやさしさより癖をしっかり伸ばしたい方におすすめです。

>> サロンムーン ミラーダブルイオン ストレートヘアアイロンの商品ページはこちら

 

最後まで迷ったらこれ!筆者イチ推しのヘアアイロンをご紹介!

美容師おすすめのヘアアイロン

本記事では、数多くのヘアアイロンを実機で検証してきた美容師目線で「今選ぶならこれ!」というモデルだけを厳選しています。

ほかにも良機はありますが、特長やおすすめタイプをフラットに比べた結論として、今回のラインアップから選べば失敗しにくいはずです。

また、中でも筆者がよくおすすめするモデルがこちら。

  • 絹女シリーズ → 仕上がりのうるおいやまとまり感、ヘアケア効果を重視
  • マグネットヘアプロ → コンパクトさと小回り、前髪や顔周りなど細部の作り込み重視
  • サロニア or サロンムーン → 価格を抑えつつコスパ重視で選びたい

 

そして「それでも悩む…」なんて方へ、1台に絞っておすすめを挙げるなら、筆者のイチ推しモデルは絹女プロ

絹女プロ

理由は明白で「仕上がりの美しさ×髪へのやさしさ×矯正力」のバランスが非常に高く、操作性と機能性も抜群だったため。

※記事内で比較した(クッション性/プレートの噛み合わせ/温度調節機能/立ち上がりの早さ)の4項目全て◎評価だったのは絹女プロだけでした。

絹女プロのおすすめタイプ
絹女プロ ストレートアイロンのレビュー図解

絹女プロは美容師向けに開発されたモデルですが、失敗を起こしにくい設計で「今までと違う…!」を実感しやすいのが最大の魅力。

なお絹女プロは一般発売のない特別モデルとなり、購入の流れや注意点は以下にまとめてますのでご参考ください。


絹女プロはどこで買える?正規店の認証マークがあるか必ずご確認ください

絹女プロはどこで買える?

絹女プロシリーズは、美容師向けに開発されたプロ仕様モデルのため、KINUJO Pro製品取扱いSALONとして認証を受けた美容室や正規代理店でのみ購入できます。(KINUJO公式でも一般発売はなし)

そしてネット通販で購入したい方は、Pro製品 正規代理店を証明する下記のPro 認証マークがあるかを必ずご確認ください。

※楽天など一部のECサイトでは、不正流通による非正規品が販売されており、これらは初期不良や不備があっても一切の保証対象外となるためご注意ください。(KINUJO公式からも注意喚起あり)

※購入後の不備や初期不良時は、「保証書」と、どこで購入したかを示す「購入証明書」が必要となり、これらが揃わないと正規保証が受けられません。

関連記事:絹女プロの偽物の見分け方は?Amazonや楽天のプロシリーズは全て非正規品なのでご注意ください

絹女プロの正規販売店の髪との暮らし。

そして当ショップ「髪との暮らし。」は、Pro製品 正規代理店(認証番号:No.400007)として、1年保証付きの絹女プロ正規品を、丁寧梱包&送料無料で素早くお届けしております。

もちろん、不備や初期不良があった場合も正規の1年保証を受けられるため安心です。(当店でご購入の場合、注文確認メールが購入証明書となりますので、大切に保管をお願い致します)

絹女プロ正規品を、丁寧梱包で送料無料でお届け

ネット通販で100%正規品の絹女プロを確実にお求めになりたい方は、ぜひ当ショップ「髪との暮らし。」をご活用ください。

\ 丁寧梱包&送料無料で素早くお届け!/

>> 【公式】KINUJO Pro(絹女プロ)ストレートヘアアイロン【1年保証】の在庫はこちら

 

また、実際に絹女プロをご購入いただいたお客様のレビューも多数掲載しておりますので、あわせて参考にしてください。

\ 大変ご好評をいただいております!/

>> KINUJO Pro Straight 購入者の口コミ一覧はこちらから

 

Expert Advisor Profile

 記事の監修者 大脇貴志
プロフィール

髪との暮らし。の監修美容師。普段は三重県の訪問美容室Ringoとしても活動しており、個人宅や介護施設にて美容室のメニューを提供中。
また美容家電が大好きで、運営サイトのヘアーチルドレンでは、実際に使ったヘアアイロンやドライヤーをレビューしている。

日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ&コスメライター、化粧品成分検定上級スペシャリスト取得済。